東洋医学の科学的探求と社会的認知

昨日（5月19日）のNHKスペシャルで鍼灸についての番組がありました。「東洋医学を〈科学〉する ～鍼灸・漢方薬の新たな世界～」と題し、最新医療の世界で注目を集めている「東洋医学」の最前線を紹介。
鍼灸・漢方の治療効果のメカニズムが次々と科学的に解明され始めているという。鍼灸の《ツボ》への刺激は、体内の神経ネットワークを介して、全身の免疫機能に働きかけ、病気のもととなる炎症反応を抑えていることが判明。
そしてつい先日も、NHKテレビの「ツボのトリセツ」でも鍼灸についての番組があり、WHO(世界保健機関)で定めたツボが361ある事や、ツボのメカニズム、どうして効くのか、不調に対するお勧めのツボ、リフトアップ(美顔)のツボなどが紹介されました。
鍼灸は、WHOでも認められ、一部保険診療も行える国家資格であり、開業には保健所への届け出も必要な施術なのに、理解の不足と体験の不足があるため、妖しい、痛い、熱いなどと先入観を持たれることが多いです。
なので、テレビでこうやって放映してくれると有難いです。
医療関係の資格には様々な広告制限があり、説明しにくいのが現状です。そして鍼灸はドラマや映画にも取り上げられにくく、日本の保険制度の性質上、病院のように一般の人に健康への選択肢になり得ていません。
正しく理解されるよう、これからも、テレビで鍼灸を取り上げて頂けたらと思います。