2020/01/12
推拿療法。これは鍼灸、漢方と並ぶ中国3大伝統療法の1つであり、あらゆる療法の中で最も古い起源を持つ療法です。
そして、中医師たちの日々の研究によって理論と技術を発展させてきた、医学の先端を走る療法でもあります。
推拿は経絡における気の流れを改善し、血行を良くして、根本的に症状を改善する本格的な療法です。治療を行う時には、患部に手技を施すだけでなく、気の通り道である経絡、気の集まる要所である経穴に手技を行い、経絡を疎通させます。
経絡の疎通のために大切なのは気を得る事、「得気」です。「ひびき」ともいいます。得気は、手技と患者の体が呼応し合う無言の対話のはじまりです。感覚としては「だるい・しびれ・涼しい・熱い・はれぼったい」といったもので、どれか1つでも感じれば良いです。
また、推拿には、部位や症状に対応したたくさんの手法があります。
按法、捏提揉法、揺法、搓法、抖法、牽引法、分筋法、爪推法、斜搬法、鎮定法…大切なのは手法の組み合わせ方とその順番です。その手順を目的に合わせて合理的に施術します。
推拿は、手技だけで施術を行います。
一般の手技では、力を入れれば入れるほど効き目があると思われがちですが、これは間違いです。
痛みを感じさせないだけでなく、手技を施しているうちに、だんだんその箇所が温かくなり、痛みが和らいでくる、これが推拿です。癒されながら健康増進を行えます。
当院では、「すいな整体」、そして「美健鍼灸」に推拿療法を行います。